元銀行員だけど貯金が出来ないししたくない

元銀行員と言うと、さも貯金がたくさんあって運用上手で賢くしこたまお金を貯め込んでいると思うかも知れませんが、そういう人ももちろんいますが、わたしは貯金は苦手というかなるぺくならしたくないし、節約なんて自分を安く扱うみたいでとんでもないと思っています。

小さい頃お年玉をもれなく両親に取り上げられたとか、貧乏で毎日の食べるものにも事欠いていたなんてことはありませんでした。が、戦後生まれの母はとても貧乏過ぎる家で育ったために「貯金」「貯金」とうるさかったのです。わたしの給料を管理して三分の二は家に入れさせ、残りの9割は貯金させて通帳印鑑は管理し、おこずかい制でやりたかったようですが、誰かから何か言われたのかそこまではされませんでしたが、「貯金は幾らか」「いくら貯めてるのか」「何を買ったか見せなさい」「いくらだったのか」「(1,000円のカットソーでも)そんな高いものばっかり買って!」と言われました。

人のせいにするのかと言えばそうなんですが、毎日「貯金しろ」「無駄遣いするな」「買うな」「会社終わったらまっすぐ帰ってこい」「飲み会出るな」「残業?晩御飯出るの?」なんていわれたら壊れます。現在貯金よりも借金の方が多いです。月収は銀行員時代より高くなったのに。

もし、子供を持つ親御さんでしっかり貯蓄と節約を考えて欲しいと思ったら、「お金の話は前向きな話しかしない(間違っても「うちにはお金がない、貧乏だとは言わない」)」「お金は喜びの対価である(間違っても辛く苦しい汗水の結晶とか我慢料なんて言わない)」「欲しいものはだいたい買って与える(我慢を覚えさせるとか贅沢を覚えさせないというのは戦前の話です)」「お金は感謝して送り出し、受け取ったら歓迎する」をやりましょう。

貯金とは「苦しみや苦労の量」ではなく「喜びと感謝の量」なのです。